婚姻関係の破綻について責任のある者を有責配偶者といいます。

代表的なものは不貞ですが、不貞以外でも、悪意の遺棄や、姑の嫁いびりに加担した夫が有責配偶者となった判例があります。

裁判離婚の場合、最高裁昭和27年2月19日判決以降、「婚姻が破綻している場合でも、破綻について責任のある者(有責配偶者)からの離婚請求は信義誠実の原則に反し、認めない」という立場を取っています(双方の合意をもとに成立する協議離婚の申し入れや調停離婚の申立は可能です。)。

但し、例外として、「客観的に破綻している」ことだけでなく「離婚により無責の配偶者が酷な生活状態に追いやられることがないための手当てをすること」などの厳しい制約を乗り越えることが出来れば、有責配偶者からの離婚も100%認められないという訳ではありません。